中国語学習のおすすめは?目的別の始め方と勉強ルート

最終更新日:運営:あいえぬ中国語

中国語を始めようと思っても、アプリ、参考書、オンラインレッスン、留学と選択肢が多く、「結局どれがおすすめなのか」で止まってしまう人がほとんどです。

結論から言うと、中国語学習のおすすめは「独学で発音と基礎を固め、会話はオンラインレッスンで練習する」組み合わせです。費用は月3,000〜15,000円ほどで、働きながらでも続けられます。短期間で一気に伸ばしたい人や、現地で暮らしてみたい人は、そこに語学留学が加わります。

このページでは、3つの学び方の違い、目的別のおすすめ、最初の3か月で何をどの順で進めるかを順番に説明します。

中国語学習のおすすめルート3つ(独学・独学+オンラインレッスン・語学留学)の比較図

結論:中国語学習のおすすめルートは3つ

中国語の学び方は、大きく分けると次の3つです。

ルート費用の目安話す練習向いている人
独学(アプリ・本)月0〜3,000円ほとんどできないまず試してみたい人
独学+オンラインレッスン月3,000〜15,000円毎日でもできる話せるようになりたい人(いちばんおすすめ)
語学留学3か月で約45万円〜生活のすべてが練習短期間で大きく伸ばしたい人

迷ったらこの順番

  1. 最初の2〜4週間は、アプリと本で発音(ピンインと声調)だけを集中して練習する
  2. 基礎ができたら、オンラインレッスンの無料体験で話す練習を始める
  3. 「もっと伸ばしたい」と思ったら、短期留学(1〜4週間)を検討する

いきなり留学やスクール契約をする必要はありません。小さく始めて、続いたら広げるのが失敗しない進め方です。

独学だけでは「話す」が身につかない理由

中国語は、同じ「ma」でも声調(音の高さの上がり下がり)が違うだけで「お母さん」「麻」「馬」「叱る」と意味が変わる言語です。自分の発音のどこがずれているかは、自分の耳ではほとんど気づけません。

アプリや本だけで1年勉強して、単語も文法も分かるのに、いざ話すと通じない。これが独学でいちばん多い失敗です。発音を誰かに直してもらう機会を、早い段階で作ることが、遠回りしないための一番のポイントです。

留学は「最初の一歩」ではなく「加速装置」

語学留学は効果が大きい一方で、費用と準備の負担も大きい選択肢です。台湾の大学付属の語学センターに3か月通う場合、学費・寮・生活費・航空券を合わせて約42〜46万円が目安とされています(アルク 留学情報の試算。為替は1台湾ドル≒5.07円)。

日本で基礎(発音と簡単な会話)を固めてから行くと、現地の授業についていきやすく、同じ費用でも伸び方が大きく変わります。

目的別|あなたに合う中国語学習のおすすめ

「何のために中国語を学ぶか」で、おすすめの組み合わせは変わります。自分に近いものを選んでください。

目的おすすめの組み合わせ最初の目標
旅行で使いたいアプリ+フレーズ集あいさつ・注文・買い物の30フレーズ
仕事で使いたい独学+オンラインレッスン(ビジネス対応の講師)自己紹介と電話・メールの定型文
資格(HSK・中検)を取りたい参考書+過去問+オンラインレッスンHSK3級(日常会話の入口)
ドラマや音楽を楽しみたい好きな作品+字幕+単語アプリ好きなセリフを聞き取る
台湾・中国に住みたい、留学したい独学+オンラインレッスン → 語学留学現地の授業についていける基礎

旅行で使いたい人

旅行が目的なら、文法を体系的に学ぶより場面ごとのフレーズを丸ごと覚えるほうが早道です。「谢谢(シエシエ/ありがとう)」「这个多少钱?(これはいくらですか)」のような定番表現を、発音ごと覚えてしまいましょう。

台湾に行くなら、台湾で使われる文字(繁体字)と言い回しにも少し慣れておくと安心です。

仕事で使いたい人

仕事で使うなら、会話の量がいちばん大切です。毎日25分のオンラインレッスンを続けると、1か月で約12時間話すことになります。週1回の通学スクールだと、同じ時間を話すのに3か月ほどかかります。

ビジネスの場面を練習したい人は、ロールプレイ型のレッスンがあるサービスを選ぶと実践的です。

資格(HSK・中検)を取りたい人

資格が目的なら、試験の形式に合わせた対策が近道です。中国の公式試験であるHSKは、就職や留学の申し込みで点数を求められることが多い資格です。日常会話の入口と言われるHSK3級を、最初の目標にするとよいでしょう。

ドラマや音楽を楽しみたい人

好きな作品がある人は、それが一番の教材になります。最初は日本語字幕で見て、気に入ったセリフを中国語字幕で確認し、声に出してまねる。これを繰り返すだけでも、聞き取れる言葉が少しずつ増えていきます。

台湾・中国に住みたい、留学したい人

留学を考えている人は、日本で3〜6か月基礎を固めてから行くのがおすすめです。発音と基本の文法が分かっていれば、現地の授業を「聞いて分かる」状態で受けられるからです。

留学先として多いのは、台湾(台北・台中・台南)と中国(北京・上海・大連)です。費用は台湾の方がやや高めで、繁体字を使います。中国は簡体字を使い、物価は都市によって大きく違います。

最初の3か月でやること(週ごとの学習プラン)

ここからは、ゼロから始める人向けに、最初の3か月の進め方を週ごとにまとめます。1日30〜60分を目安にしてください。

期間やることゴール
1〜2週目ピンイン(発音記号)と4つの声調ピンインを見て読める
3〜4週目あいさつと基本の単語100語自分の名前と簡単なあいさつが言える
5〜8週目基本の文法(是・的・吗・了・量詞)+オンラインレッスン開始短い文で質問と答えができる
9〜12週目自己紹介・日常会話の練習、単語を300語へ1〜2分の自己紹介ができる

1〜2週目:発音だけに集中する

最初の2週間は、単語も文法も後回しにして、ピンインと声調だけを練習します。ここを飛ばすと、あとで覚えた単語をすべて言い直すことになります。

  • ピンインの表を見ながら、音声をまねて声に出す
  • 4つの声調(高く平ら・上がる・下がって上がる・下がる)を、同じ音で言い分ける練習をする
  • 自分の声を録音して、お手本と比べる

3〜4週目:あいさつと基本の単語

発音に慣れたら、あいさつと身の回りの単語を覚えます。単語は「漢字・ピンイン・意味・音声」をセットで覚えるのがコツです。日本人は漢字の意味がある程度推測できますが、読み方は日本語とまったく違うので、必ず音と一緒に覚えましょう。

5〜8週目:文法の基本とレッスン開始

「A是B(AはBです)」「〜吗?(〜ですか?)」「〜了(〜した)」など、使う頻度の高い文法から覚えます。中国語は動詞の活用がなく、語順が分かれば文が作れるので、文法は日本人にとって比較的とっつきやすい部分です。

この時期に、オンラインレッスンの無料体験を受けてみましょう。覚えた文を実際に口に出し、発音を直してもらうことで、独学の効果が一気に上がります。

オンラインレッスンの選び方

選ぶときは「1回あたりの料金」「講師の数(予約の取りやすさ)」「無料体験の有無」の3つを比べるのが基本です。各社の料金を1レッスンあたりで比べた一覧は、姉妹サイトのオンライン中国語レッスンの料金比較にまとめています。

9〜12週目:自己紹介と日常会話

3か月目は、覚えたことを使って話す時間を増やします。まずは1〜2分の自己紹介を中国語で言えるようにしましょう。名前、仕事、趣味、中国語を学ぶ理由が言えれば十分です。

ここまで来れば、HSK1〜2級の問題が解けるくらいの力がついています。次の3か月は、HSK3級や、短期留学を目標にするとやる気が続きます。

中国語学習を続けるコツ

中国語学習でいちばん難しいのは、始めることより続けることです。続けられる人がやっている工夫を紹介します。

毎日同じ時間に、短く学ぶ

週末にまとめて3時間より、毎日20分のほうが記憶に残ります。通勤時間や寝る前など、毎日必ずある時間に学習を組み込みましょう。

「いつまでに何をするか」を決める

「中国語が話せるようになりたい」だけでは、目標が大きすぎて続きません。「3か月後にHSK2級を受ける」「半年後に台湾に1週間行く」のように、日付のある目標を作ると、やることがはっきりします。

話す相手を作る

一人で勉強していると、上達しているかどうかが分かりにくく、やる気が下がりがちです。オンラインレッスンの講師や、言語交換の相手など、定期的に中国語で話す相手を作ると、学習が続きやすくなります。

中国語学習に使う教材の選び方

教材は、たくさん持つより1冊・1つのアプリをやり切ることが大切です。選ぶときの基準は次のとおりです。

  • 音声がついていること:中国語は音が命です。音声のない教材は避けましょう
  • ピンインが振ってあること:最初のうちは、すべての漢字にピンインがある教材が安心です
  • 学ぶ文字が目的と合っていること:中国に行くなら簡体字、台湾に行くなら繁体字の教材を選びます

アプリと参考書の具体的なおすすめは、姉妹サイトの中国語勉強アプリおすすめで目的別に比較しています。

よくある質問

中国語の勉強は、まず何から始めればいいですか?

ピンイン(発音記号)と声調から始めてください。単語や文法より先に発音を固めると、あとで覚え直す手間がなくなります。最初の2週間は発音だけに集中するのがおすすめです。

1日どれくらい勉強すればいいですか?

最初は1日30〜60分が目安です。大切なのは時間の長さより毎日続けることです。忙しい日は10分でも、中国語に触れない日を作らないようにしましょう。

独学だけで話せるようになりますか?

読む・書く・聞くは独学でもかなり伸ばせます。ただし話す力、特に発音は、誰かに聞いてもらって直してもらわないと身につきにくいです。基礎は独学で、会話はオンラインレッスンで、と分けるのが効率的です。

中国語と台湾華語、どちらを学ぶべきですか?

中国本土で使うなら中国語(普通話・簡体字)、台湾で使うなら台湾華語(繁体字)です。発音と文法の大部分は共通なので、どちらから始めても、もう一方は後からでも十分に学べます。迷ったら、行きたい場所や好きな作品に合わせて選びましょう。

語学留学はいつから考えればいいですか?

日本で3〜6か月基礎を固めたころが、検討を始めるタイミングです。1〜4週間の短期留学なら、社会人でも休暇を使って行けます。半年以上の長期留学は、出発の半年〜1年前から学校選びや奨学金の準備を始めましょう。

まとめ:中国語学習は「小さく始めて、続いたら広げる」

中国語学習のおすすめをまとめると、次のとおりです。

  • 最初の2〜4週間は、発音(ピンインと声調)に集中する
  • 基礎ができたら、オンラインレッスンで話す練習を始める
  • もっと伸ばしたくなったら、短期留学で一気に加速する

最初から完璧な計画は必要ありません。今日はピンインの表を1行だけ声に出してみる。それが中国語学習のいちばんの近道です。