最終更新日2022.3.15(公開日:2021.05.05)
監修者:代表 江藤 准一
グルメやファッションに憧れを抱く人が多いフランス。留学するには、国が運営する学生社会保険に加入しなければなりません。 しかし、この保険に加入したからといって、安心して留学生活が送れるというわけではなく、他の保険に加入するのが一般的です。
ここでは魅力が多いフランス留学の基礎知識と保険の重要性、選ぶときのポイントについて解説します。
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最終更新日2022.3.15(公開日:2021.05.05)
監修者:代表 江藤 准一
グルメやファッションに憧れを抱く人が多いフランス。留学するには、国が運営する学生社会保険に加入しなければなりません。 しかし、この保険に加入したからといって、安心して留学生活が送れるというわけではなく、他の保険に加入するのが一般的です。
ここでは魅力が多いフランス留学の基礎知識と保険の重要性、選ぶときのポイントについて解説します。
フランス語は国連の公用語のひとつであり、世界でもっともきれいな言語といわれています。 しかし、日本人には発音やイントネーションが難しいとも言われ、正しい言語を身につけるためには、本場で学ぶことが一番。そのため、留学目的として多いのは語学留学です。
フランスはグルメな国でもあり、伝統的なフランス料理が無形文化遺産に登録されているほか、ワインも世界的に有名です。留学中は豊かな食文化を楽しむことができるでしょう。 また、パリジェンヌに代表されるように、ファッションが優れた国でもあり、流行の発信地でもあります。モードを学ぶには最適な国です。
フランスの気候は、東京に近いと言われています。ただし梅雨はなく、夏でも比較的さわやか。冬の訪れは少し早目で、11月には寒いと感じる日が多くなります。
日本ともっとも大きく違うのはトイレ事情。無料の公衆トイレは少なく、衛生的には少し問題があると言われています。
パリなどには「サニゼット」と呼ばれる男女共用の公衆トイレがありますが、洗浄は便器だけでなくトイレ全体に水を流すシステム。場合によっては服がぬれてしまうことがあるので注意が必要です。
有料の公衆トイレもあり、こちらは比較的衛生的なところが多いです。トイレで困ることがないよう、早く慣れておくべき習慣かもしれません。
フランスに留学する際にはセキュリテ・ソシアル(学生社会保険)といわれる国が運営する医療保険に入る必要があります。 これはビザを有効化し、銀行口座の開設と高等教育機関への登録をした後に手続きをするもので、渡航してから手続きをすることになります。
また、ミュチュエル・エテュディアン(学生相互保険)と呼ばれる民間の保険制度にも入る人も多くいます。 セキュリテ・ソシアルは健康保険であり、それ以外の補償がありません。ミュチュエル・エテュディアンは補償対象が広く、損害賠償や住宅保険などをカバーしてくれます。
ただし、どちらもフランス語のみの対応な上、フランスに渡ってから手続きをするため、サポート体制や補償内容に不安が残ります。そのため、渡航前から留学保険に入る学生が多くいます。
日本の留学保険では高額医療費が補償され、気軽に日本語でのサポートが受けられるなど、さまざまなメリットがあります。 語学に不安のある方や安心して留学生活を送りたい人は、現地での保険の他に日本の留学保険に入ることをおすすめします。
では、留学保険に入るメリットにはどのようなものがあげられるでしょうか?
[留学保険に加入するメリット]
留学時はどのようなことが起こるかわかりません。ちょっと体調が悪いからと病院に行き、思わぬ高額治療を受ける可能性もあります。 そんなとき、留学保険に入っていれば高額医療費を負担してくれるため、治療費を気にしながら病院に通うようなこともありません。
フランスでは思いのほか英語が伝わらないことがあります。そのことに不安を感じるときは、日本語での対応が可能な病院を紹介してくれることが何よりも安心。 症状が複雑なときや、持病があるなどという人は、医療のサポートが手厚い保険に入っておきましょう。
保険会社が提携している病院であれば、キャッシュレスで医療を受けることも可能です。 留学中は十分なお金を持っていなかったり、クレジットカードに使用制限があったりするのが一般的。これらの不安なく受診できるのもよい点です。
夜中に体調を崩したり、思わぬ事件や事故に巻き込まれたりと留学生活にはさまざまな不安がつきまといます。そんなとき、日本語で細かなサポートをしてくれることは何よりも安心です。
学生社会保険は現地で手続きをする必要があるため、手続き完了までは無保険状態になります。 また帰国前にフランス国内の保険制度から脱退手続きをするため、帰国途中も無保険に。このような時間的なロスがないのも留学保険に入るメリットです。
では、何をポイントに留学保険を選べばよいのでしょうか?
フランス留学では、一般的な医療費については学生社会保険でまかなわれます。そのため医療費は高額医療を最大限にサポートしてくれることを考えればよいでしょう。
その代わり、スリや置き引きの被害にあったときのための「携行品損害」や、物損事故をしたときの賠償への備え、不動産の保険など、その他に十分なサポートがあるものを選んでください。
保険会社が提携している医療機関では、キャッシュレスで受診できたり、日本語でサポートしてくれたりします。語学に自信がない人は、この点を重視するようにてください。
90日までの留学ではクレジットクレジットカード付帯の保険でもカバーしてくれます。ですが、これを超えると対象外となるうえ、補償の範囲も十分とはいえません。 留学期間に合わせることはもちろん、補償内容も十分に調べるようにしてください。
フランス留学の保険について解説しました。
フランス留学の際は現地の学生社会保険に入るだけでなく、サポートの手厚い保険に入る学生が多くいます。
勉強するために憧れの国に留学することは希望にあふれていますし、若ければ健康に対する不安はないと考えるかもしれません。
しかし、思わぬ事故に巻き込まれるのに年齢は関係ありません。いざという時に困らないよう、万全の体制を準備することは重要です。 安心感のある留学生活が送れるよう、保険選びは慎重にすることをおすすめします。