最終更新日2022.3.15(公開日:2021.11.05)
監修者:代表 江藤 准一
東南アジアにありながら、近隣諸国とはまったく違う雰囲気をもつシンガポール。スタイリッシュな雰囲気で治安がよく、衛生面も申し分ないことが世界中に知られています。
英語を日常的に使う国でもあり、留学先に選ぶ人も増加中。
そんなシンガポール留学には留学保険への加入が欠かせません。その理由と保険を選ぶときのポイントを紹介します。
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最終更新日2022.3.15(公開日:2021.11.05)
監修者:代表 江藤 准一
東南アジアにありながら、近隣諸国とはまったく違う雰囲気をもつシンガポール。スタイリッシュな雰囲気で治安がよく、衛生面も申し分ないことが世界中に知られています。
英語を日常的に使う国でもあり、留学先に選ぶ人も増加中。
そんなシンガポール留学には留学保険への加入が欠かせません。その理由と保険を選ぶときのポイントを紹介します。
シンガポールの広さは東京23区と同程度。ここに約570万人が暮らしています。国語はマレー語ですが、公用語としては他に、英語、中国語、タミール語が使われています。 注目なのは、学校教育やビジネス文書、政府機関の文書などは、ほぼ英語で統一されていること。そのような背景もあり、日常的には英語が多く使用されています。
そのような背景もあり、世界展開する企業のアジア支社がシンガポールに置かれるなど、小さな国ながら、世界的にも存在感を発揮。旅行者はもちろん、ビジネス用途で出かける人も多くなっています。
教育については、シンガポール国立大学や南洋理工大学など、世界トップクラスの大学があり、教育水準が高いのも特徴。語学留学のほか、MBA取得を目的とした留学生もいます。
シンガポールの医療水準は世界的に見ても非常に高く、医療先進国と呼ばれているほどで、国を挙げて医療ツーリズムにも積極的に取り組んでいます。
医師は、一般医であるGP(General Practitioner)と専門医であるSpecialistに分けられ、基本的にはGPの診察を受けてから大学病院などに行くシステム。GPは予約が取りにくく、直接大きな病院に行く人もいます。
国内には、10の公立病院と13の民間病院のほか、いくつかの専門診療所があり、さまざまな医療を提供しています。公立病院の医師は病院に所属していますが、大手の民間病院ではそれぞれの専門医が独立して診療を行うスタイルです。
国民(永住権取得者)はユニバーサルヘルスケア制度に強制加入します。これはシンガポールの国民健康保険制度で、中央積立基金(CPF)が管轄する医療貯蓄口座(Medical savings account)に個人単位の積立保険をするもの。 医療費として使わなかった分は老後資金となります。他に、任意加入の補助的な医療保険制度Medisaveもあります。
シンガポールでは医療レベルが高い分、医療費も高額となっています。国民健康保険制度に加入させられない留学生は、その負担額の大きさに驚くこともあるようです。
たとえば手術を伴う入院等の場合、医療費が数百万円になることも珍しくありません。また、救急車を呼ぶと1万円程度の負担があります。
シンガポールに留学する際は、高額な医療費のカバー対策として留学保険に加入することが必須となります。
留学保険に加入するメリットを見てみましょう。
[留学保険に加入するメリット]
前述のとおり、シンガポールで病院を受診すると非常に高額になります。この負担を恐れ、病院の受診が遅れたために留学生活が充実しなくなるケースも考えられます。 医療保障をつけるのはもちろんですが、その内容の充実度合いにも十分な注意が必要です。
留学保険は医療費だけでなく、携行品損害や生活動産の補償、ロストバゲージ、航空機遅延など、さまざまな補償が受けられます。
慣れない土地ではどのようなトラブルが起こるのか分かりませんので、これらの補償は大きな安心材料となります。
夜中に体調を崩したときに病院を紹介してくれたり、日本語対応可能な病院を教えてもらえたりするなど、必要なときは24時間サポートを受けることができるのも魅力です。 また、病院以外の生活面でのサポートをしてくれる保険もあります。特に、通訳のサポートなどは心強いものです。
クレジットカードには、海外保険が付帯しています。
それで十分では?と感じる人がいるかもしれません。
しかし、2つの理由からおすすめできません。
ひとつ目は多くの場合、適用期間が90日しかないこと。2つめは医療費の補償となる「治療・救援費」が100万円程度のものが多く、いざとなると少なすぎる点です。
また、身の回り品に何かがあったときの補償をしてくれる携行品損害(生活用動産)補償がない、あるいは使用範囲が狭いものが多く、その点でも不安です。
シンガポールに留学し、安心して学びを深めるためには、留学保険に加入する方が断然よいでしょう。
留学保険を選ぶときには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
まずは、留学期間をすべてカバーしていることが重要です。家を出発する日から、帰国の日まで、しっかりカバーできるのは基本。 特に荷物がなくなる可能性がもっとも高いのは行き帰りの飛行機ですから、ご注意ください。
次に、医療費の補償となる「治療・救援費用」が手厚いか。多くの場合、この金額はいくつかの段階に分かれています。シンガポール留学の場合、医療費が高くなります。 しかし、この補償を手厚くすると保険金額が高くなるので、バランスを考えながら慎重に選んでください。
他にもさまざまな補償を付けられる保険があるので、保険料とのバランスを考えながら最適なプランを選ぶようにしてください。
保険申し込みの時期としては、遅くとも出発の2週間前くらいに手続きをしてください。この時期であれば、選べる保険もたくさんあり、出発前までに書類のやり取りも完了できます。
シンガポールは基本的に、永住権を取得していない人の医療費負担が大きく、いざと言うときに不安です。これをどうカバーするかが留学保険を選ぶときにもっとも重要。
「日本でもあまり病院に行かないし…」と言う方もいますが、食べ物や環境が変わると体調に変化が出たり、ケガをしてしまう方もいます。過信はせず、最適な保険を選ぶようにしてください。