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台湾留学のとき保険には入るべきか? 医療費以外のサポートにも注目を

台湾留学時の保険選び

最終更新日2022.3.15(公開日:2021.08.10)

監修者:代表 江藤 准一

世界の中でも指折りの親日として知られる台湾。留学すると中国語に加え、英語も身に付けられることもあり、人気が高まりつつあります。 この記事では、台湾留学の特徴と留学保険の必要性について考えます。

台湾留学の魅力 台湾留学の基礎知識
  • 台湾留学の魅力と基礎知識

台湾は地理的に日本と近く、街並みもきれいで日本人に好意的なことから、観光地として魅了される人が多い国です。 生活習慣も日本と似ている点が多く、急速に発展していることもあり近代的で、アジア諸国の中でも住みやすい国だと言えます。 国民性はおおらかで、やさしく、日本人を好意的に思っている人が多くいるのも特徴でしょう。

また、物価が安いのも台湾の特徴です。台北のような都市部はインフラも整っていますが、物価は日本の半分ほど。日々の生活費を抑えることができます。 留学に際して各大学などに支払う学費も安く、日本の大学の3分の1程度ですむうえ、奨学金も完備されています。 落ち着いた環境の中で経済的な心配もなく、じっくりと勉強したい人には、台湾留学は最適だと言えるでしょう。

大学や大学院の中には、外国人との交流を重要視していることから、外国人枠を設置しているところも多くあります。 その数は25,000人分とも言われ、入学しやすいのも特徴です。

台湾の衛生環境は、都市部では日本と変わらない

台湾の都市部では、上下水道などは整備されています。

夜市の屋台は有名ですが、観光客も訪れるようなところは衛生観念もしっかりしていて、そこの食べ物を口にしたからと言って体調を崩す心配はありません。 ただし、現地の人しかいかないようなところでは、衛生面に不安があることもあるので、注意が必要でしょう。

留学保険の必要性 留学保険の必要性
  • 台湾の医療事情と医療費

台湾の医療事情は比較的恵まれていて、開業医の中には日常会話程度の日本語であれば話せる人も少なくありません。 これは昔、日本が台湾を統治していた過去があることや、その後も親日であることが影響しています。

大きな病院でも、台安医院の「日本人特別外来」のように、日本人専門のかかりつけの医療施設もあるほどで、受診するときの言葉の問題は、諸外国ほどありません。

また、台湾の医療施設は大規模病院が増えていて、設備や機器が充実しています。高度な医療設備も揃っており、日本の大病院と同じレベルの医療が受けられます。 また、日本ではなかなか進んでいないインターネットによる診療予約が多くの病院で導入され、医療を受けやすいと言えます。

皆保険制度があり、医療費は安く設定されている

台湾には「全民健康保険」と言われる国民皆保険制度があります。留学生が加入するには、台湾に180日以上滞在する人が対象となる居留ビザを取得します。 そして居留期間が6ヶ月を超えてから、この全員健康保険に加入することになります。

この保険制度があるおかげで台湾の医療費は安く、この点は非常に安心できる部分です。

留学保険に加入するメリット 留学保険に加入するメリット
  • 台湾留学と留学保険の必要性

健康保険制度があるから留学保険に入らなくてもよいかと言えば、そうとは言えません。

まずは、全民健康保険に加入するまでの半年間が無保険になってしまうことがあげられます。 南部地域では時折、蚊を媒介とするデング熱などが流行すること等もあり、半年とは言え軽視できません。

また、健康保険制度加入後も、病気によっては治療費が高額になることもあり、この点も不安です。

さらに、留学保険は医療費だけをカバーするものではありません。安心して留学生活を送るためには、やはり留学保険に入ることをおすすめします。

台湾留学の保険を選ぶポイント 台湾留学の保険を選ぶポイント
  • 台湾留学の保険を選ぶポイント

医療費に関しては、前述したように国民皆保険制度が普及していますので、諸外国への留学時ほど重視する必要はないのかもしれません。 つまり、「治療・救援費用」の補償額はそれほど高くしなくもよいということです。

その一方で、路上強盗やひったくり、スリ、置き引きなどは日本よりも発生件数が多くなっています。そのため、「携行品損害補償」は必須でしょう。 これは、旅券を含む持ち物が盗まれたり、壊れたりしたときや、火災など偶然な事故により損害を受けた場合に補償が受けられるものです。

また、故意でなくてもトラブルに巻き込まれた結果、ホテルや学校、住まいの備品などを壊してしまうことがあります。 その修理費などを補償してくれる「留学生賠償責任」もしっかりとつけることも重要です。

さらに、何かがあったとき、日本語で対応してくれることも大切です。 トラブル発生時は気が動転していることが多く、通常は話せる中国語や英語が話せなくなることもあるからです。

海外に渡れば割安の留学保険があることもあります。ただし、重要なのは出発の日から保険の対象になっていることです。 また、海外の保険の中には補償内容が十分でない場合もありますので、可能な限り、出発前に保険に加入することをおすすめします。

台湾留学の魅力 台湾留学の基礎知識
  • まとめ

日本と似たところも多く、文化的にも国民性的にも留学しやすい台湾ですが、より安心して留学生活を送るためには適切な留学保険に入るのは欠かせません。 気になる保険会社、気になるプランを見つけたら、気軽に資料を請求して、自分ための最適なプランを組み立ててみましょう。