最終更新日2022.3.15(公開日:2020.12.28)
監修者:代表 江藤 准一
留学先として人気の高いイギリス。特に日本人は、皇室とイギリス王室のつながりが深いことから、親近感を持っている人が多いのかも知れません。日本人の留学先としても定番の地となっています。 英語発祥の地ですから語学留学はもちろん、ワーキングホリデーで訪れる人もたくさん。そんなイギリス留学には保険は欠かせません。その理由と保険を選ぶときのポイントを紹介します。
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最終更新日2022.3.15(公開日:2020.12.28)
監修者:代表 江藤 准一
留学先として人気の高いイギリス。特に日本人は、皇室とイギリス王室のつながりが深いことから、親近感を持っている人が多いのかも知れません。日本人の留学先としても定番の地となっています。 英語発祥の地ですから語学留学はもちろん、ワーキングホリデーで訪れる人もたくさん。そんなイギリス留学には保険は欠かせません。その理由と保険を選ぶときのポイントを紹介します。
イギリスは、世界中から多くの留学生を集める国です。ヨーロッパ各国はもちろん、アジア系、ヒスパニック系、アフリカ系と街に出れば、さまざまな国籍の人が歩いています。 また、世界的に見ても高い教育水準を誇っており、イギリス留学では多彩な文化や言語と触れあうことができるでしょう。
そんなイギリス留学は、中高生から大学生・社会人まで、多彩な年齢層に向けた留学の選択肢があります。 学生はもちろん、社会人が英語力を磨いたり、ビジネススキルの向上を目的に留学したりするケースも多いのです。当然ながら、イギリスは英語発祥の地。本場の英語を学びたいと渡英する人が多くいるのは当然かも知れません。
イギリスの気候は、日本と同じく四季があります。北半球に位置するため、日本と各季節の時期もほぼ同じなだけでなく、島国というところも非常に近しい印象があります。
留学先として人気の都市は、基本的にはどこも大きな気候の差はありません。夏は暑いですが日本ほど湿度は高くなく、冬は寒いという特徴があります。地域によっては大雨の傾向も見られます。
曇りや雨のイメージが強いイギリス。1日に数回にわたり小雨が降る日があり、大半の地域で冬には夏の2倍程度の雨が降るといわれています。 日本よりも年間の平均気温が低いのは、冬の日照時間が夏と比較して極端に短いことも関係しているのでしょう。
服装については冬場なら防寒対策に注意。一方、春から夏にかけて短期留学する場合は、日本よりも過ごしやすいかもしれません。
治安に関しては外務省の安全情報を見ると「良い」とされています。しかし、盗難等の財産犯罪は先進国の中では特に多いと言われ、空き巣・自動車盗難・車上荒らし・暴行及び性犯罪が多発していることも事実です。
留学費用は教育水準が高いこともあり、それなりにかかります。物価は安定していますが、ロンドンなどは生活費が高額になりやすい傾向も。 ロンドン以外の都市であれば生活費はあまり高額にならず、日本人が少ないことから、しっかりと留学のメリットを感じられるかもしれません。
イギリス留学に行く場合、6カ月以上であれば留学保険に加入することを強く推奨します。
イギリスの保険制度はNHS(National Health Service)と呼ばれる国民保険制度があります。これは私立病院以外の病院で受ける診察が保険でまかなわれ、診察代や治療費が無料になる制度です(処方薬の代金や眼科・歯科を除く)。
NHSは6か月以上滞在するビザを持つ学生は加入することが義務付けられています。NHSである程度の部分がカバーされるのなら、留学保険は不要だと感じるかもしれません。しかし、NHSの実情には大きな問題もあります。
NHSを使うためには、まず居住地の近くのGP(General Partitioner/ホームドクター)に登録をし、診察の予約をしなければなりません。しかし、どこのGPも予約がいっぱいで、診察を受けるまでに時間がかかります。
日本のように、病院を選んで受診することができず、急を要する受診ですら予約待ちが必要なのです。一方、公共の病院がいっぱいだからと私立病院で治療を受ければ、すべて自己負担となります。
また、イギリスはほかの欧州諸国に比べれば医療費は低額ですが、それでも日本とはけた違いの料金が発生することがある現実を忘れてはいけません。
この病院探しの困難をカバーしてくれるのが留学保険です。また、医療用語は専門的なものが多く、日常会話程度ができても、適切な治療を受けられないことがあります。保険に入っていれば、この点もカバーされるので安心です。
NHSに加えて、留学保険に加入すると物損などの被害にも補償がありますので、NHSと留学保険のダブル加入を選択する人が多くなっています。
メリットを具体的に見ていきましょう
[留学保険に加入するメリット]
NHSでそれなりの部分がカバーできますが、なお診療には不安があります。例えば眼科や歯の治療はカバーされていません。 歯を少し削っただけで数百ポンドの請求が発生してしまいます。留学保険に加入していれば、免除あるいは格安になります。
留学保険を活用することで、本来建て替えるべき医療費を払わなくてもすみます。
携行品の盗難や紛失、備品を破損してしまったときなどの損害賠償やそれに関わる交渉も保険でフォローされます。また、盗難などにあったときも保障される安心感は心強いものです。
もし、夜中に体調を崩してしまっても、夜間診療を行っている病院は少ないので戸惑ってしまいます。もちろんNHSでは対応できないので、いつでも対応してくれる保険は、毎日を快適に過ごすためには必須ではないでしょうか。
では、何をポイントに留学保険を選べばよいのでしょうか?
まず、クレジットカードに付帯している保険は、期間が限られているので留学にはむいていません。期限もあり、補償額を超過することも多いためです。安心できる留学生活を送るには、十分な補償が欠かせないのです。
[留学保険を選ぶときの最低限のポイント]
上記は必ずチェックします。他にもさまざまな項目がありますので、保険料との兼ね合いを見ながら最適なプランを選ぶようにしてください。 また、日本の保険であれば日本語のサポートは24時間可能なことが多いのですが、現地で保険に入る場合はここもチェックが必要です。
イギリス留学の保険について解説しました。
イギリスは、やはり日本の感覚では理解できないほど医療費が高額であることをわすれてはなりません。留学生活を不安のないものにするために、手厚いフォローが受けられる保険を選ぶようにしてください。